評価表を用いたバッグ・マスク手技訓練の試み
救急隊員のバッグ・マスク手技の向上を目的として、その評価表を考案した。評価表はバッグ・マスク手技を行う上で重要と思われる注意点を11項目に分け、中でも特に重要と考えられる項目の配点を大きくした。評価表を用いて訓練前に手技を評価し、講義と訓練を実施後に再評価をしたところ、点数が有意に上昇していた。評価表を用いることで個々の手技の問題点が明確になり、短時間で有効な訓練ができた。
日本臨床救急医学会雑誌