保育者養成校におけるボランティア体験を通した学生の学びとその構造-乳幼児親子広場を中心として-
本研究は、学生が乳幼児親子広場を中心としたボランティア体験を通した気づきや学びの構造を明らかにするものである。学生は子どもの姿を肯定的に受け止め、その後保護者のもつ育児技術や子育ての困難さに気付く。子どもとの関わりは学生のもつ理想と現実の乖離を認識させ、価値観を転換させる機会となった。それらは保育者に要求される高い専門性へと考究へとつながることが予想された。
帝京平成大学児童学科研究論集