価値の明確化の手続きを含んだ大学生の就職活動継続支援のあり方
日本キャリア教育学会第45回研究大会
本研究では,一般企業への就職活動を行う大学生を対象とした,価値の明確化の手続きを含んだ就職活動の継続を支援するプログラムの開発を試みた。従来型の自己分析手法との比較によって有効性を検討した結果,いずれのプログラムにおいても,職業適性不安は低まり,満足度は向上する傾向が示された。職業選択を控え就職活動を行う大学生にとって,支援者等の他者との間で実施する自己分析は自身の職業適性を理解し就職活動に納得の伴った形で従事する上で肝要な作業であることがうかがえた。