生活科との関連を図る上での国語科教科書の役割に関する一考察 ―身近な自然を観察する学習を手がかりに―
現行の教育課程において殊に低学年においては、他教科の学習内容との関連をはかることが、指導の効果を高める一つの手立てとなっている。 しかしながら、現行の国語科教科書は、他教科との関連が充分に図れているとは言い切れない現状がある。子どもたちに「言葉の力を育成する」ためにも、国語科教科書に求められる課題とは、他教科の学習内容を鑑み、単元構成と学習内容を捉え直すことである。
帝京平成大学 児童学科研究論集