「コーポレートガバナンス改革後のスチュワードシップ活動とエージェンシー問題」
機関投資家によるスチュワードシップ活動は、株主代表として、機関投資家が、企業が実施するガバナンス改革の進捗状況をモニタリングしながら、積極的な企業とコミュニケーションを通じて、その持続的成長を目指すための責任分担の仕組みと理解できる。本稿では、コーポレートガバナンス推進に不可欠の役割を担う、運用会社におけるスチュワードシップ活動改善に関する問題点とその改善策を提言する。
証券経済学会年報 第55号別冊