幼児・児童の体脂肪率と骨密度との関係
子どもの骨密度と体脂肪率との間の関連を明らかにするために調査を行った.骨密度は体脂肪率との間に弱い負の相関を示した.重回帰分析の結果,体脂肪率は骨密度を有意に説明し(p=0.037),この関係は肥満度からも独立していた.これらの結果から,体脂肪率の高い日本の子どもは,肥満の程度とは関係なく骨密度が低い傾向にあることが示唆された.玉利光太郎, 栗田喜勝(研究計画,統計処理,論文執筆を担当,p1-5)
吉備国際大学保健福祉研究所研究紀要