Ataxic hemiparesis: neurophysiological analysis by cerebellar transcranial magnetic stimulation.
小脳磁気刺激法で得られる運動野の反応は、小脳プルキンエ細胞の刺激による歯状核―視床―大脳皮質の経路を抑制した結果と考えられている。ataxic hemiparesis(AH)を呈する患者のうち、内包後脚や視床病変を有する場合は、この抑制機能は障害されていた。一方、小脳求心路に位置する運動皮質直下(皮質橋路)の病変を有する患者の抑制機能は保たれていた。AHの病態を初めて生理学的に説明できた。
Cerebellum.