精神看護学学習前の看護学生が精神障害者像を抱くきっかけ(原因)となった事象ー社会的事件を報じるマスメディアの分析をとおしてー
研究目的は、看護学生が精神障害者への負のイメージを抱くきっかけを、社会的事件を扱ったマスメディアの報道を分析することにより明らかにすることである。結論として新聞掲載記事やテレビ特集タイトルでは、学生の精神障害者に対する負のイメージを抱かせるような内容の記載はない。しかしテレビでの報道件数や視聴覚への刺激、さらに人を介しての価値観の伝播等から、精神障害者への負のイメージ形成の可能性は高いといえる。
足利工業大学看護実践教育研究センター看護学研究紀要