看護技術卒業時到達度を考慮した統合OSCEの構築
実習における「看護技術卒業時到達度」からOSCEの構築を振り返り、今後の課題を明らかにすることを目的とした。アンケート調査により、経管栄養法・褥瘡発生のアセスメント・点滴中の寝衣交換の技術の経験が少ないことが明らかになった。統合OSCE構築上の課題は、①学生が事例を読み込み理解するための十分な時間の確保②複数患者の看護を判断するプロセスへの教育方法の工夫③教員間による妥当性の高い評価方法の確立、である。
足利短期大学研究紀要