統合看護援助論における模擬患者導入の学習効果
看護師資格を持ち臨床経験のある非常勤の臨地実習指導教員を模擬患者として設定し、演習に協力してもらった。演習の学生事後レポート内容から学びを抽出し、模擬患者による演習の学習効果を検証するのが目的である。模擬患者導入による演習は、学内と臨地実習とを段階的に繋いでいくために効果的であった。さらに演習の学習効果が、臨地実習にどのような成果を与えていくのかを縦断的研究による検証の必要性が明らかとなった。
第42回日本看護学会論文集 看護教育