専門教育前の学生における精神障害者に対するイメージ形成

立正大学社会福祉学会第14回大会（埼玉）

医療の専門教育を受ける前の学生に精神障害者に対して予備調査したところ、負のイメージをもっている学生が多くいることがわかり、理由として「新聞やテレビでのニュース」と回答する学生も多く存在した。この結果から新聞が社会的事件についてどのように報道しているかを調査した。本研究目的は新聞の掲載記事から看護・作業療法課程の学生がもつ負のイメージを抱くような記載があるかを明らかにすることである。結果としてはどの新聞も事実のみを記載しており、また精神障害者という表現は記載されていない。このことから新聞が直接的に精神障害者に対する負のイメージを与えるとは考えにくいことが明らかとなった。