精神障害者や病棟及び看護の3点に対するイメージと実習への不安との関連を明らかにすることで、実習指導の示唆を得ることを目的にアンケート調査を行った。結果として、看護に対するイメージは、講義の中で培った「こうあるべき」等という理想の看護師像につながっているものと考える。しかし、精神障害者や病棟に対する否定的感情もあるため、この感情と「看護師はこうあるべき」という職業者意識の葛藤、理想の看護師像と現実の自分とのギャップ等から実習直前にして不安を認識している。これらを踏まえて学生の不安に配慮した実習指導の必要性が明らかとなった。