若者における通信機器の利用はSNSの普及などにより多様化しており、その発達とともに彼らのコミュニケーション形態は大きく変わってきている。通信機器と若者の対人関係やコミュニケーション行動に対する意識を明らかにする目的でアンケート調査を行った。その結果、時間的、地理的条件に制約されない人間関係を作ることが可能になり、通信機器は彼らと友人を繋ぐ重要なコミュニケーションツールとして位置づけられると推察される。若者たちの人間関係は通信機器によって多様化あるいは複雑化しており、これらをふまえ犯罪被害予防等の教育が重要な課題であることが明らかとなった。