看護学生が飲酒・喫煙する際の気分や動機が飲酒・喫煙行動とどのような関係にあるのか、また飲酒行動とアルコール体質との関連を明らかにするためアンケート調査を行った。結果として看護学生はアルコールや煙草による健康障害の知識をもっているにもかかわらず、飲酒・喫煙を経験している学生が多い。飲酒は気分高揚や負の気分を解消するためのことが多く、アルコールに強い体質が飲酒に対する抵抗を少なくする要因であることがわかった。喫煙は「イライラ・むしゃくしゃ」等の気分解消やストレス解消のために行われていることが分かった。学生自身が永い将来を見据えて行動ができ、また看護職者として好ましい行動ができるような指導の必要性が明らかとなった。