未成年者の飲酒の現状-短期大学・専門学校生のアンケート調査から-
日本学校メンタルヘルス学会(東京)第14回大会
中高生以降の未成年の気分や動機が飲酒行動とどのような関係にあるのかを明らかにするためアンケート調査を行った。その結果、飲酒をしている未成年者は社会通念上の飲酒効果の概念である気分高揚やイライラ感の解消を期待しており、飲酒行動を助長するものは果汁味の酎ハイやカクテル等の販売であった。また親をも含めた飲酒に対する大人の認識や価値観が未成年者の価値判断基準となっており、未成年者への飲酒に対する教育のみならず、家庭における親への教育の必要性も明らかとなった。