看護専門学校の成人看護学実習における観点別の評価内容
第15回日本看護管理学会年次大会講演抄録集,P89.
13校の成人看護学実習評価表の評価文を4つの観点、「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」に分類し、その構成割合を見た。4つの観点間の割合では、「思考・判断」が平均38.5%と最も高く、思考過程中心で記録重視の評価構成といえる。「技能・表現」は平均24.0%であった。患者への直接的な看護介入の評価割合が少ない現状から看護基礎教育でどのような看護実践能力を育成していくか検討する必要がある。「関心・意欲・態度」は平均21.6%であり、評価全体の1/4近くを占めた。