救急救命士の静脈路確保成否因子に基づく講習会の効果
静脈路確保成否因子に沿った講習会の教育効果を明らかにすること。講習会後、静脈路確保の成功率は53.8%(205/381)から62.9%(193/307)に有意に上昇した(p<0.01)。PIVC所要時間は、2分58秒から2分22秒に有意に短縮し(p<0.05)、低血糖症例の所要時間は3分から2分24秒に有意に短くなった(p<0.05)。成否因子に沿った静脈路確保講習会は成功率と所要時間を改善する。
日本臨床救急医学会雑誌