アスリートの抑うつ症状の実態に関する報告
本研究は、アスリートの抑うつ症状の実態を明らかにすることを目的に、属性別の抑うつ症状と抑うつ症状に繋がる危険因子について検討した。その結果、競技を継続している運動、スポーツに関わる機会が多い者は、それ以外の領域の者に比べ、抑うつ症状が低い可能性が示された。しかし、スポーツを継続しているアスリートの中にも抑うつ症状を抱えている者が一定数見受けられたため、支援の必要性が示された。
帝京平成大学紀要