大学生アスリートの競技不安により生じる抑うつ症状の生起過程の検討 -推論の誤りと認知的統制に着目して-(修士論文)
本研究の目的は、①抑うつ症状や競技不安の安定性について検討する予備調査と、②認知的変数の影響性について評価する本調査の2段階に分けて実施した。その結果、予備調査ではアスリートの抑うつ症状が比較的安定的に見られることが確認されたとともに、重要な試合という出来事が症状を強めることが示唆された。本調査では推論の誤りが高くとも、認知的統制を高めることにより、抑うつ症状が低減する可能性が示された。
目白大学大学院修士論文