アスリートの抑うつ症状の重症度別における競技不安や認知的変数の特徴
日本スポーツ心理学会第47回大会、オンライン
本研究では、アスリートを抑うつ症状の重症度別で分類した際に、それぞれの競技不安の特徴や認知的変数の関係性について明らかにし、介入へ繋がる変数を探索することとした。調査対象者は体育系大学に在籍する603名であった。その結果、アスリートの重症度別の特徴として、無症状と軽症のアスリートは、大きな差が無く競技不安や認知的変数の関係性が推移していた。しかし、アスリートが中等症以上の症状を抱えると競技不安と認知的変数の関係性はより強くなることが示された。