大学スポーツ選手の競技前の抑うつ症状軽減を目的とした変数の検討:推論の誤りと行動活性化を変数として利用(査読付き)
第14回国際スポーツ心理学会議、セビリア(スペイン)
本研究では、うつ症状の原因となる推論の誤りに焦点を当て、うつ症状を軽減するための変数と、そのような症状を改善するために実施される行動活性化について調査した。調査対象者は、日本のA大学に在籍する133名の男子学生アスリートであった。結論として、推論の誤りと「回避と反復」、「競技と学校の障害」、「社会的障害」を含む関連するBADSサブスケールをターゲットとした介入は、大学アスリートのうつ症状を軽減するのに効果的である可能性が高いと考えられた。