実力発揮を阻害する問題に対する認知の再構成の試み -大学ゴルフ選手を対象にして-
日本スポーツ心理学会第43回大会、北里学園大学
本研究は実力発揮を阻害する問題について認知の歪みを同定することで、適応的な認知の気づきへと繋げることを目的とした。さらに、実力発揮を阻害する問題に関わる心、技、体の割合について明確化を図った。なお、本研究はA大学ゴルフ部に所属する23名を対象とした。その結果、多くの選手は実力発揮を阻害する問題に対して、最も悪い結果が引き起こされる確信度が低いにも関わらず、過度に不安・緊張を感じていた。また、心、技、体の割合については、女子選手は技術面と体力面の割合が合わせて半数近い値を示した。