NASS事業における心理サポートの2014年度実践報告および今後の活動に関する提案
日本体育大学体育研究所雑誌、39-40、pp.5-9
本研究は日本体育大学カヌー部員44名を対象にした心理サポートに関する実践を報告した。そこでは、心理講習会前後の心理的競技能力得点の変化を示した。男子選手では忍耐力や自己実現意欲、予測力の3尺度、総合得点において、心理講習会前から心理講習会後にかけて有意に高い値を示した。また、女子選手においては心理講習会前から心理講習会後にかけて有意な得点の変化は見られなかったが、平均得点の向上は見られた。また、2015年度以降の心理サポート体制について、組織や運営方法についての提案を行った。