ペアレントトレーニンングの普及に関わる因子-地域の機関の活用- (査読付)
ペアレントトレーニング(以下,PT)の普及に向けて、現状と課題を国内31文献により分析・検討を行った。地域既存の機関で実施されているPTは約20%の普及率であるが、参加者にとっての利便性は高く、支援提供者にとっても親子双方の状況を理解しつつ介入できる利点がある。しかし、地域機関でのPTの普及にとっては短縮版PTプログラムの活用が現実的と思われ、その前提として標準化が課題となる。
健康科学大学紀要