認知症のスクリーニング検査の構成要件について-文献のSystematic Review- (査読付)
早期の認知症に対して、何を視点にスクリーニング検査の構成要件とみなすのかを文献より検討した。2000年から2010年までの11年間に発表された原著論文を対象に分析を行った。結果、軽度認知症や早期認知症は、ADLは保たれているがIADLの障害が認められ、それらは遂行機能障害を反映していた。エピソード記憶と、遂行機能に関する検査を適切に組み合わせることが、スクリーニング検査として有効と考えられた。
作業療法