アルツハイマー型痴呆女性高齢者の利き手の優位性に関する研究 -作業量の検討を通して- (査読付)
アルツハイマー型痴呆女性高齢者の両手動作時の利き手と非利き手の作業量と認知症の重症度との関連性の検証をした。作業活動に手織り作業を用い、一定時間内の利き手と非利き手の作業量と認知症の重症度の関係を分析した。結果、対照群では全例で利き手の作業量>非利き手の作業量であったのに対し、AD群では9/20名で非利き手の作業量が有意に多く、彼らの認知機能の「問題解決と判断」で有意な低下が認められた。
作業療法