股関節屈曲制限の機能障害モデルを用いた運動戦略の選択基準に関する研究
理学療法学vol.41 No.2
本研究の結果において,VO2が最小であったことから後傾型が最も効率が良いことが明らかとなった。また,指定なしの運動パターンの選択では,速度の上昇に伴い後傾型が増加したことから,運動選択の選択基準におけるECの優位性が確認された。このことから,先行研究の結果と合わせて考えると,機能障害を有する場合の歩行の運動戦略では,EC最小が重要な選択基準になっていることが示唆された