数学的意味づけの協定が算数授業に及ぼす影響に関する一考察
算数授業において経験的な事象の数学的意味づけを協定する際に, 教師の意図する数学的意味づけだけが協定され, それ以外は認められない教室においては, 経験的な事象に基づく問題は教師の期待する数学的意味づけに沿って解決しなければならないという算数授業が生まれる。一方,様々な数学的意味づけが認められ協定される教室においては, 様々な数学的意味づけに沿って解決することができるという算数授業が生まれる。
帝京平成大学児童学科研究論集第10号(2019年号)