教師の数学についての見解が算数授業に及ぼす影響に関する一考察
数学は不変の真理と絶対的な確実性から成ると見なす伝統的な見解は、算数・数学という教科は正確にはやく正しい答えにたどり着けばよいとする算数授業を生み出す要因になる。一方、数学は再考・修正されるものであると見なす新しい見解は、算数・数学は数学的知識を探究し創造する教科とする算数授業を生み出す要因になる。後者の数学についての見解に立った教師の方が、質の高い算数授業を行うと考える。
帝京平成大学児童学科研究論集第8号(2017年号)