レヴィナスにおける<法ー外なもの>―アガンベンによる解釈を手がかりに―
本稿の目的は、E・レヴィナスの倫理学を法と法の「外」の関係、法と倫理の境界に存する「生」の問題において考察することである。G・アガンベンのレヴィナスへの言及を手がかりに、法と倫理と生が交錯する地点にレヴィナス的主体が構成されることを指摘する。
法学新報, 第116巻, 第5・6号, pp.125-161.