レヴィナスの時間論における倫理と政治―起源をめぐって―
本稿では、E・レヴィナスの時間論が、正義の正当性の根拠をめぐる倫理と政治、倫理と哲学の錯綜した関係に応答するものであったことを明らかにする。またそれによって、正当性の根拠の問題である権威と神的なものとの関係を探る手掛かりとする。
法学新報, 第115巻, 第5・6号, pp.189-231.