レヴィナスと政治的なもの
本稿は、ポストモダンの政治思想の文脈から、E・レヴィナスの哲学に倫理と政治の両義的な関係を見出すことを目的とする。レヴィナスは政治主体(市民)と倫理主体をつなぐ新しい主体性を構想していたことを明らかにする。
法学新報, 第114巻, 第3・4号, pp.217-254.