感情調整が困難な学生に対する感情予測と問題解決のためのシス テムズトレーニングの実施可能性と有効性
境界性パーソナリティ障害の治療として海外で有効性が確認されている感情予測と問題解決のためのシステムズトレーニング (STEPPS) を日本に導入するための予備的研究を、感情調整に困難を感じている大学生・大学院生を対象に行った。脱落率や非完遂率は先行研究と比較して低く、介入後はベースラインと比較してBPD症状が改善し、3か月後のフォローアップまで持続し、STEPPSの本邦での実施可能性と有効性が示された。
認知療法研究