肘関節痛を有する成長期男子投手の身体機能
成長期男子投手に肘検診を行い、得られた身体機能の特徴について検討した。対象は少年野球チームの投手43人であり、肘関節に疼痛を認めた選手を疼痛群(n=8)、疼痛を認めなかった選手を健常群(n=35)とした。疼痛群の投球側の肘関節屈曲可動域、肩関節2nd外旋角度は、健常群と比較し有意に制限が認められた。下肢筋群の柔軟性に関しては、両群間において有意差を認めなかった。
日本臨床整形外科学会誌