年齢・活動レベルによるACL再建術後の再損傷(同側・反対 側損傷)例の特徴を把握することとした。初回ACL再建術を 施行した791例を学生と社会人、Tegner Activity Score(TAS)7 以上と未満に分類し、再損傷率、再損傷時期、スポーツ種目を比 較した。再損傷率はTAS 7以上の学生が11.1%、社会人4.8%、 TAS 7未満の学生が1.6%、社会人1.2%であった。同側損傷時期は TAS 7以上の学生が術後348.7±147.6日、 TAS 7以上の社会人が術 後1817.5±314.1日で有意差を認めた。術後12ヶ月以内の装置損傷は 学生19例中10例に認めた。