投球数の増加が成長期野球選手の股関節、体幹、肩関節の関節可動域及び球速に与える影響
第23回日本臨床スポーツ医学会学術集会
本研究は投球数の増加が、成長期野球選手の関節可動域に与える影響について明らかにすることを目的とした。課題後の投球側および非投球側の股関節伸展可動域は、課題前に比べて有意に減少し、投球側の肩関節内旋可動域も同様に減少した。また、課題後の非投球方向への体幹回旋可動域および体幹総回旋可動域は、課題前に比べて有意に減少した。課題前後の球速は有意な変化を認めなかった。