成長期サッカー選手の成長期スポーツ障害の関連要因として、関節弛緩性や下肢筋柔軟性が
報告されている。とくに成長期における関節弛緩性と下肢筋柔軟性は、急速な骨の長軸成長に
よる相対的な筋の伸長抵抗性の増加と競技特性に基づく力学的ストレスにより低下しやすいと
考えられている。一方、発育は個人差が大きいために年齢だけでなく発育段階の考慮が重要と
されている。しかし、発育段階と関節弛緩性や下肢筋柔軟性の関連は明らかではない。
本研究は成長期サッカー選手における発育時期と関節弛緩性や下肢筋柔軟性が関連するかを
明らかにすることを目的に実施した。