踵部痛を有する成長期男子サッカー選手の足部アライメントと下腿タイトネス
第36回日本整形外科スポーツ医学会学術集会
成長期のスポーツ選手に見られる踵部痛の多くは踵骨にある骨端軟骨の牽引ストレスによるsever病に由来することが多い。本研究は踵部痛を有する成長期男子サッカー選手の足部形態と下腿三頭筋の筋タイトネスの特徴について明らかにすることとした。成長期サッカー選手105名を対象として足部アーチ長、アーチ高比、下腿三頭筋筋タイトネスを測定した。結果、疼痛群のアーチ長は健常群と比較して有意に高く、疼痛群の下腿筋タイトネスは健常群と比較して有意に高かった。