女子バスケットボール選手に対する股関節に着目した予防トレーニングの効果 介入前後での膝前十字靱帯損傷発生率の比較
第26回日本臨床スポーツ医学会学術集会
女子バスケットボール選手の膝前十字靭帯(以下ACL)損 傷予防を目的に股関節に着目した予防トレーニングを作成し、この 予防介入によって、介入前後でACL損傷が減少するか否かを検討した。ACL損傷者数はC期15名、介入期3名で、1000AE当たり の発生率はC期O.25、介入期O.08であった。オッズ比はO.32(95% CI:0.092~1.086)であった。介入期の発生率は、男子の発 生率と同程度であり、股関節に着目した予防トレーニングの有効性 が示唆された。