高校、大学女子バスケットボール選手を対象に予防トレーニ ングのポイントの理解度と意識変化を新入生と上級生、また高校と 大学で比較検討した。ポイントを「よく理解している』と自己認識できている選手 は新入生0%、上級生67%と明らかな差がみられ、高校と大学の比 較では、共に昇級に伴って自己認識は高かった。また、上級生では、 介入後に『トレーニング取り組み意識が変化した』という回答が得ら れた。高校は自己への変化点が多い事に対し、大学は『他人のアラ イメントを注意してみるようになった』等、他者に目が向けられて いる傾向にあった。 予防トレーニング講習会を実施し、講義による知識教育と実 技指導の繰り返しによって、ポイントの理解と意識変化の向上につながったと考える。