その他の研究業績等

基本情報

氏名 吉本 真純
氏名(カナ) ヨシモト マスミ
氏名(英語) Masumi Yoshimoto
所属 健康メディカル学部 理学療法学科
職名 講師
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

競技特性から見た前十字靱帯損傷の予防 バスケットボール選手に対する膝前十字靱帯(ACL)損傷予防トレーニングの実際とその効果

単著・共著の別

共著

発行又は発表の年月

201310

発表学会等の名称

第24回日本臨床スポーツ医学会学術集会

概要

予防介入では、継続できるシステ ム作りが重要であり、PT・医師・トレーナー・学生スタッフで協力し、 プログラム管理と傷害者への対応を行っている。また、予防介入 の成果としては、第一に介入前後でACL損傷が減少するかを 検討した。対象は大学女子選手で、介入前4年間をコントロール 期、介入後4年間を予防トレ1期、その後プログラム改良を加えた 2年間を予防トレ2期と定義し、各々の1000Athelete-Exposures 当たりのACL損傷発生率を算出した。その結果、発生率はO.25 から0.13、0.10となり、発生率が減少した。第二にトレーニング効 果として、介入前後で片脚着地動作がどのように変化するかを 検討した。対象は大学女子選手11名で、実施前に片脚着地動 作測定を行い、9ヶ月間予防トレーニングを実施し再度測定を行っ た。動作課題は30cm台からの片脚着地動作とし、前額面・矢 状面からハイスピードデジタルカメラで撮影(120Hz)した。接地 時、50ms時の股屈曲・内転、膝屈曲・外反を算出した。その結果、 股屈曲角度が有意に増加し、股内転、膝外反角度が有意に減 少した。我々が作成した股関節に着目した予防トレーニングの実 施によって、損傷リスクが軽減すると考えられた。