自動胸骨圧迫装置が救急救命士の静脈路確保に及ぼす影響(原著論文)
自動胸骨圧迫装置装着判断に影響する因子とその使用が静脈路確保に及ぼした影響について検討した。実施者因子では,救急救命士の年齢が若く,拡大二行為認定経過年数が長いこと。傷病者因子では,年齢が若い,男性に自動胸骨圧迫装置が装着されやすい因子であった。自動胸骨圧迫装置群のPIVC成功率は有意に低く(44.6% vs 62.6% :p<0.05),静脈の性状とPIVC所要時間に関して有意差は見られなかった。
日本蘇生学会雑誌