長期入院精神障害者の地域移行支援における相談支援専門員の「かかわり」
相談支援事業者253ヶ所にアンケート調査を行い,因子分析により「かかわり」を構成している4因子を抽出した上で共分散構造分析を実施した.その結果,「一緒に行う」から「本音を聴く」と「つながり続ける」に,「本音を聴く」から「相談を受ける」に有意な影響があった.一方「相談を受ける」から「本音を聴く」には負の影響が見られた.「退院あり」に影響を与えた因子は,「一緒に行う」のみであった.國重智宏、吉田光爾
『精神障害とリハビリテーション』25巻1号