『三字話』解題・翻刻
中島宗仙が1819年頃長崎遊学した関連資料として『三字話』(以後この中島の『三字話』を『中三』と省略表記する)が残る。遊学を機に三字話を学んだのか、どうかは不明ではあるが、漢文を含めた基本的な口語(中国語)を理解することにより、当時、中国と関わる情報の必要性を考えたのではないか。今現在も中国語学習の入門テキストとして活用される『三字話』について『中三』を資料として考察してみたい。
中島醫家資料研究