作業療法士による脳損傷者の就労支援への領域認識と支援の形成プロセス(査読付)
脳損傷者の就労支援における作業療法士の役割について、就労支援を1年以上経験している作業療法士10名を対象に修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて質的分析を実施した。逐語録の分析結果から17概念を生成し、その内の13概念から5個のサブカテゴリーを経て、「就労支援に関わる自覚」、「就労のための準備」、「定着支援へ関わる」の3つのカテゴリーを生成し、支援領域と支援の形成プロセスを作成した。
作業療法 (37巻4号P.367-376)