概要:平成25年5月に開催された、第109回日本精神神経学会学術総会(福岡)シンポジウム「精神保健福祉法の今後を展望する-保護者制度の廃止を見据えて-」においてシンポジストとして発表した内容「新たな医療保護入院制度における権利擁護と早期退院」を改めて執筆した以下の内容。平成25年6月、精神保健福祉法の一部改正が成立した。長年、精神障害者の家族に矛盾した役割を課していた保護者制度が廃止されたが、多様な課題や懸念を残す内容ともなった。止む無く医療保護入院となる場合は、入院時からの早期退院と地域生活支援に向けた