「精神障害のある人の自己実現が可能な社会をめざして」
精神医療2012. №67有限会社批評社
特集:精神障害をめぐる法制度のゆくえ p79~88「精神障害のある人の自己実現が可能な社会をめざして」 概要:「精神病者に関連する法体系と社会的処遇は、国家の自由・平等・人権思想の成熟度を示すバロメーターであり、問い続けるべき課題である」との指摘があるように、誰もがかかりうる疾患や併存する精神障害に係る法は、全国民が関心を払うべきだが、実際に関心を持つのはごく少数である。法理念として人権思想や権利規範が確かに存在する理想への道は、精神障害者がリカバリーできる環境整備が必