韓国の野球伝来におけるメディアと日本留学生が果たした役割について
韓国に野球が初めて紹介されたのは1905年アメリカの宣教師ジレットによるものとされている。当初はYMCAを中心に活動がおこなれてきたが、全国的に野球を紹介し、広めるきっかけとなったのは日本留学生チームの10回にわたる母国訪問競技会であり、それを大々的に報じた新聞であった。本格的な普及の役割を果たした母国訪問競技会とその詳細を報じたメディアの姿勢を整理し、野球の交流について分析した。
帝京平成大学紀要