軽度抑うつ者の唾液中sIgAに対する鍼通電作用の検討
第64回全日本鍼灸学会学術大会、福島
脇 英彰、鈴木 卓也、皆川 陽一、玉井 秀明 他健常者への100Hz鍼通電刺激は刺激40分後には唾液中分泌型免疫グロブリンA(sIgA)量を増加させることを報告してきた。そこで、軽度抑うつ者への100Hz 鍼通電刺激が唾液中sIgA量に及ぼす影響を検証した。その結果、唾液中sIgA量の増加は示されなかった。そのため、抑うつ者はsIgAの分泌機能が低下している可能性が示唆された。