保育領域「表現」における音楽の方向性を考える
平成元年に幼稚園教育要領が改訂され、領域「表現」が導入された。保育者は子どもの主体性を重んじ、援助する側に回らなければならないことが示されるが、「表現」による音楽の明確な方向が打ち出されていない現状に保育現場には戸惑いが広がっている。筆者は、千代田区で行ったワークショップを通し、創造的音楽づくりという視点から「表現」の方向性を探った。
関東短期大学紀要第52集